凝集どん

自然環境への優しさを大前提に考えられたあらゆる産業廃水の水質浄化剤

凝集どんは天然貝化石(カルシム分)を主成分とした無機系の水質浄化用凝集沈降剤です。
太古のめぐみ・・・天然貝化石とは、多孔質で溶解性の性質から水質浄化に優れまた飼料、肥料、土質改善等に利用されています。
このカルシウム成分を主成分に無機凝集助剤・アルカリ調整剤・固化助剤等を配合した粉体です。

凝集どん 養豚汚水凝集実験

高分子系凝集剤との違い

粘性を形成する高分子系では、河川放流後の二次凝集で糸状のオビ(ノロ)を形成したり魚、水生植物等への環境負荷が心配されます。
無機系「凝集どん」の特徴は、粘性を発現しないこと。処理水の河川放流による二次凝集でも長期的には河川の清澄度は期待されても環境への負荷は特にありません。

用途

  • 土木・建築現場の廃水処理
  • 池水、湖水、農業用ため行けの水質改良浄化(アオコ等)
  • 砕石洗浄水処理、生コンプラント洗浄水処理、浚渫へドロ浄化処理、ボーリング時濁水処理
  • 上水、下水、工業用水処理、各種工場排水処理
  • 農業、畜産業に関わる高濃度汚濁水処理
  • トンネル洗浄処理、トンネル掘削時のシールド原水処理
  • 現場流出濁水処理

特性

最大の特長は、処理水、凝集物に粘性を発現しないこと。
このことは処理物の脱水性に富み処理物の減量化に適します。同時に資源の再利用につながります。

  • 養豚場の糞尿処理・・・堆肥発酵性を高めます
  • 砕石場・・・脱水ケーキの再生利用
  • 農産物洗浄・・・堆積土壌の畑地への還元化などに利用されています。

使用方法・目安

「溶かす」ことではなく「急速撹拌」が原則です。
高分子系のように水中へ投入の際、ダマを形成し溶けにくいようなことはありません。同じ投入量でも再撹拌、再々撹拌を繰り返すことで凝集効果は効果が高まります。処理水には凝集効果が期待できますので処理水の循環利用にも適します。
土木汚泥濁水等の場合、1トン当たり100g~300g程度で河川放流基準を満たせるのが目安です。